作者: 甲奴町観光協会

第25年度 小童祇園祭写真コンテスト 入賞作品

小童祇園祭の風景/平成25年7月21日(日)~23日(火)の3日間にわたって繰り広げられる祇園祭りの情景を撮影したのもの及び、7月14日(日)の御水汲み神事

最優秀作品「熱中」


神尾終身 呉市

優秀賞



「神水」

山田富夫 尾道市

有り難やありがたや

小澤豊 呉市

三体みこし

田部和光 広島市

総評


審査員 小木戸耕治


 猛暑の日々が続いた後、突然の豪雨、台風接近と天候の急変を繰り返していましたがやっと秋らしい風を感じる気候となり皆様方には御健勝の事と思います。
 今回で第8回となりますが暑い中、撮影された多くの作品を応募頂き御礼を申し上げますと共に応募総数がコンテスト最多の188点となり関係者一同感謝いたしております。
 この度の応募作品は構図、シャッターチャンス、タイトルなど作者の意図が伝わる作品が揃っており特に縦構図作品の中に良作品に仕上がっているのがありました。又、ピント、色(カラーバランス)、被写体下側切れ(足元)などで賞対象にならないケースもありましたので今後の創作活動に気配りして下さい。 以上関係者立会いもと厳正な審査を致しまして以下の各受賞者となりなした。

最優秀賞
「熱中」神尾修身
毎年この日を楽しみに暮らし「待ってました」とばかりに着飾ってカメラを構える日、指先の力強さに御婆ちやんの幸せな時が伝わります。

優秀賞
「神水」山田富夫
復活して3年目、御水汲み神事の作品で神聖な道行の途中にある御旅所でしょうか 神水の置かれた奥に緊張感が解けた若衆姿にほのぼのとした空間を感じます。

優秀賞
「有り難たやありがたや」小澤豊
縁側に正座してる氏子の元に獅子舞が現れ感激、手を合わせて感謝の念、縦構図がピッタリ合って良作品に仕上がっています。

優秀賞
「三体みこし」田部和光
しっかりと踏みしめた足元から-直射こ持ち上げられたお神輿、勇壮さを縦構図にて表現されてます。

以上、賞作品講評ですが入選作品10点あります。中でも「こわくないよ」小林文子さんですが子供の表情が良いのですがタイトルの工夫と少しアップかなと思います。
「地域の連帯」重正宗孝さんの薄暮に浮かぶ提灯との色、明るさのバランスが綺麗です。
賞、入選に入らない作品も少しの工夫で上位なりますので創作活動に励んで頂くと共に祇園祭写真コンテスト発展と甲奴観光行事の盛り上げに御協力をお願い致します。
 

入賞




「猿田彦」の舞い

諏訪博明 呉市

地域の連帯

重政宗孝 福山市

纏(まとい)

伊村忠男 呉市

おーい。こっちへ!!

花神佐市郎 三次市

伝統の絆

田上壽典 広島市

こわくないよ!

小林文子 府中市

夏の三次

国広則行 呉市

「拝む」

ウォーレン・タン 三次市

熱演

和泉鉄美 広島市

獅子が行く

三次凱彦 広島市


総評

祇園祭写真コンテストの審査を終えて 審査員 足羽秀幸

 連日、猛暑日を更新した今年の夏、しかし地域によつてはゲリラ豪雨が生活を脅かす、そして、その範囲となれば日本列島の北から南までという異常気象のニュースに耳を傾ける夏だったと思います。さて今年の祇園会は三日間とも晴天に恵まれ、役員の方々を初め観光協会、青年部、地元の皆さんの力を感じ、ふれあうことのできる素晴らしい祭りだったと思います。伝統的な形を残し、次へと繋がることの意味の深さを、一枚一枚の写真に残していただいた応募者の方々に感謝したいと思います。

 今回の写真コンテストでは応募者も53人と増え、応募作品数も181枚と過去最高記録を更新した喜びのまま審査は始まりました。作品の仕上がりではワイド四つ切り(可)となっていましたが、ここには少し落とし穴があったのでしよう、イメージセンサー比とペーパー比の違いを知って、そのペーパー内に納めて欲しいと感じた作品が多かった。そのことは、明記はしていないが、隅々まで作品を見せるプリントは学ぶべき事。また近年のカメラではミラーレスカメラやコンパクトカメラにもファインダーを備えた物や、後付けの物とあり、そのファインダーの中で見えた世界は個々の宝物なのだと、大切にプリント作業もして頂きたい。仕上がるまで、気を抜かないで上位作品を目指して欲しいと考えます。

 モノ・コト・知る、毎年祇園会には決まった流れがありますね、それを知って撮影ポイントに向かい、向き合うのなら、動きや表情を予測することはとても大切なことです。カメラモニターをすぐ確認するよりも、被写体を追いかけることが、今のデジタルカメラでは少なくなっている、シャッターチャンスは偶然ではなく、予測も必要となる事をも知っていて欲しい。今後の皆さんの努力が必ず花開く事を願っています。

 最優秀賞の作品は、小さなお母さんカメラマンの写真が選ばれました。プロフィール的な表情の中にも一流のカメラマン視線とシャッターボタンを押さえている指の緊張感が伝わる優しくも力強くユーモラスな作品です。被写体に合わせたアングル、背景との遠近感、質感を上手く使い表現されています。作者の方も被写体のお母さんには敵わないと思われたでしよう。

 優秀賞3点と入選の中でも数点は、正直どの作品が入ってもおかしくはないほど難しい審査でした。「有り難たや ありがたや」の作品は笑顔が好いですね、シャッターチャンスも素晴らしい。「神水」お水取りの光景でしようか、視点を神水桶に置き構成された作品、イメージ的ではあるがこうして神事そのものではない作品に新鮮さを感じました。背景の若者の姿にもう少し緊張感がある時なら上位も狙えたでしよう。「三体みこし」この難しい場所から上手く捉えましたね、上部の鳥居を入れ込んだ所は、よく被写体が見えていると言う事でしよう、下胴巻きの白さが少し強調されすぎたとこうは少し残念、今後の皆さんに期待しています。



第25年度 写真選考会
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